H30 問09


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解説

RLCの並列回路では、共振状態で回路全体の電流は最小となります。
LCを含む回路の共振周波数は\(f=1/2\pi L C\)となります。この関係式は必ず覚えておきましょう。

共振状態では、\(\dot{Z}=R+jX\)のリアクタンス成分\(jX\)が0となります。
すなわち、回路は\(R_0\)、\(R_1\)のみになります。
従って、回路の電流\(\dot{I}\)は\(\dot{I}=10V/2\Omega=5A\)となります。

また、回路は抵抗成分のみとなるため、電圧と電流の位相差は0(同相である)となります。

LCを共振回路の基本事項がまとめられた問題です。
以下、3つのポイントをしっかり押さえておきましょう。

  1. 共振周波数は\(f=1/2\pi L C\)
  2. 共振部分のリアクタンス成分\(jX\)が0
  3. 共振部分の回路の電圧と電流の位相差は0