電験学習の振り返り1(電験三種と電験二種一次まで)

お久しぶりです。
最近活動がめっきりTwitterを主体になっており、Webサイトの更新やメンテナンスがほったらかしになっておりましたが、
2020年度の電験の試験が先日終了しましたので、電験学習の振り返りをしてみようと思います。

しかし、ブログ書くのが久しぶりすぎて体裁の整え方も忘れてしまいました。(笑)
見栄えは後々整えるとして、ひとまず自身の電験の取り組みを文書化してみました。

現在電験の学習に取り組んでいる方や、これから電験に挑戦しようと考えている方のお役に立てば幸いです。

この記事では主に「計画の立て方とその実行方法について」をまとめてみました。

最後まで読んでいただくと、「若干ひく」と思います。(笑)

でも、こういう考え方もあるんだということを感じることができるし、
参考になることもあると思います。

具体的な勉強方法はまた改めてお話しします。

学習の流れ

 

上の図は2020年2月から9月の試験までの実際の学習の流れとなります。
2月から機械→電力→法規の順で学習を進め、7月くらいから全体のまとめをして、
9月の電験三種と二種一次の試験に臨んだという流れになります。

スケジュール中に記載されている画像は、学習時に使用した教材を表しています。
機械、電力、法規についてはOhm社の電験三種完全マスターシリーズと電験二種徹底マスターシリーズをベースに学習を行いました。
それ以外に、法規については、ぎのさん(https://twitter.com/ginoapps_llc)の電験法規完全暗記アプリを
理論(二種向け)については、ケンタさん(https://twitter.com/den1_tanaoroshi)の「過渡現象をラプラス変換で解く」を
活用させてもらいました。

あとは過去問(図中の白い四角)を利用したという感じです。

電験を受けるにあたって自分に課したルール

合格率10%の試験というのは、かなり難易度の高い試験です。
理工系の試験でこの合格率の試験というのはそんなにありません。

半端な気持ちじゃ合格できないだろうというのが第一印象でした。

ただ、三種は高校生でも合格できる。二種は高専生でも合格できる。
こういう話もチラホラ聞いていました。

おそらく「試験自体の難易度以上に勉強を継続することが辛い」のだろうと私なりに電験のイメージを書き換えました。

というわけで、中途半端に勉強しても受かる確率がどんどん下がるだけなのだから、

「勉強が続けられるなら試験を受けてよい。勉強が続けられないなら試験を受けない。」

これを自分の行動基準として、電験の勉強を始めることにしました。

加えて、意味もなく頑張ってもダメだし、仕事に支障が出たり、家族に迷惑をかけてもいけないので、
行動基準とは別に電験の勉強を続けるためのルールも決めました。

・各科目の学習期間は2ヶ月。この納期を厳守できないなら試験を受けない。
・勉強を優先することで仕事に支障が出るようなら試験を受けない。
・家族に迷惑をかけるまたは、生活に関わる緊急案件が発生したら試験を受けない。

1日何時間勉強するとか、今年は何科目合格を目指すとか、そういう目標の立て方はしませんでした。
なんとなくですけど、そういう目標設定では、自分は電験の勉強を続けられないだろうと思ったからです。

電験三種と電験二種の同時受験について

「電験どうでしょう」としての活動は2019年6月から開始しており、
8月にWebサイトを立ち上げ、11月からTwitterを介して情報発信をしていました。

理論の三種と二種一次の対策は既に完了しており、
2020年2月くらいからその他科目の学習を始めようと考えていました。

ちょっと対策を始めるのが遅いと感じる方は多いと思います。

それもそのはず。もともと、2020年は三種のみを受験するつもりで準備を進めていたからです。

Twitterではストイックな感じで情報発信していますが、
当初は2020年は三種を受けて、二種も科目合格ができればいいなって考えていたんです。

その考えが変わったのは、COVID-19をきっかけに自分を取り巻く環境が一変したからです。

外出ができなくなって、子供は学校にも行けなくなって、世の中が自粛ムード。
Twitter電験界隈も試験がなくなりそうで、モチベーションダウンの雰囲気。

環境が変わるときにこそ、なにかおもしろいことに挑戦しないといけない。
なにかしたいなとモヤモヤしていました。

そして、自分にとっては自粛ムードで、海外出張がなくなり、残業時間が減り、在宅勤務もあり、
ということが好機となり、勉強ができる時間が増えている。

社会人になって、家族を築いた自分にとって、これだけ勉強できるチャンスは二度とない。

なら、2020年に二種と三種まとめて合格してやる!

ということで、二種と三種の同時受験をTwitterで宣言し、本気で合格を目指す運びとなりました。

KPI分析(勉強を続けるために意識したこと)

KPIって言葉をご存じですか?

ビジネス用語でKey Performance Indicator(重要業績指標)という言葉の頭文字を表しています。

私は、さきに挙げたルール以外に勉強計画を立てていません。

一日に何時間勉強する、何問問題を解く、いつまでに何%くらい理解するといった目標は全くありませんでいた。

私の行動は先のルール「各科目の学習期間は2ヶ月。この納期を厳守できないなら試験を受けない。」で決まります。

このルールによると、各科目2ヶ月しか勉強できません。
具体的には、
機械は2月、3月。
電力は4月、5月。
法規は6月、7月。

この期間で各科目。二種三種に対応できるレベルに達ししていなければ、2020年の受験はありません。

Twitterで宣言していようが、まあまあ勉強していようが関係ありません。
半端な勉強で受からないからこのルールを作ったので、ルールを守れないなら合格できるはずがないからです。

というわけで勉強計画は立てませんが、「2ヶ月で二種三種に対応できるレベルに達する」という行動基準はありました。
これがKPIです。

私は自身の私生活において、勉強時間、勉強方法、勉強内容などのあらゆる行動の選択と判断を
「2ヶ月で二種三種に対応できるレベルに達する」というKPIで決めてきました。

参考書はどれがいいか?
→「2ヶ月で二種三種に対応できるレベルに達する」なら完全マスターしかない。
 ほかの参考書を見てる時間はないので、完全マスターに頼るほかない。

問題の意味をじっくり理解したいんだけど?
→「2ヶ月で二種三種に対応できるレベルに達する」なら問題が解けることが最優先。
 じっくり勉強したいなら試験が終わってからやるしかない。

勉強頑張ったから少しご褒美が欲しいんだけど?
→ご褒美はとってもいい。
 但し、「2ヶ月で二種三種に対応できるレベルに達する」なら
 「時間」はお金よりも貴重だ。時間がかからないご褒美を自分に与えなさい。
 時間を使いたいなら、家族と過ごす時間にうまくご褒美を盛り込みなさい。

やる気が出ないんだけど?
→「2ヶ月で二種三種に対応できるレベルに達する」ならやる気は関係ない。
 休憩したいなら、バックアップができる案を提示する。
 勉強のやり方を変えたいなら、今までのことが無駄にならないように、
  かつ2ヶ月という納期がキャッチアップできるような方法を提案する。

こんな感じです。

KWGの中にスーパードS上司の鬼KWGを作り上げ、私はその上司に自身の行動について提案をし、
承認を得るということをくり返して電験の勉強をしてきました。

これがいいかどうかは知りません。笑

ただこの行動により、
理論以外の三科目を7カ月半で習得し、
電験三種と電験二種一次試験を全て合格したという事実だけは残っています。

最後に

今回は電験学習の振り返りの第一弾として
「 計画の立て方とその実行方法について 」について解説させていただきました。

あくまで7ヶ月半で機械、電力、法規の3科目を電験二種に合格するレベルまで引き上げるという
厳しい条件を付けたうえで私に合った方法を選んだだけです。

「自身の勉強方法について相談したい」という方は、
以下のLINE「電どうLINE」を通じてメッセージをいただければご協力させていただきます。

スーパードS上司の鬼KWG が現れることありませんので安心して下さい。笑

まずはLINEの友だち追加を宜しくお願いします。

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