H30 問05


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解説

抵抗器の許容電力から許容電流を導出する問題です。

まず\(P = VI = RI^2\)の関係を使い、各抵抗器の許容電流を求めます。
あとは、それぞれの抵抗器の許容電流を超えないように回路に印加できる電圧を導出していきます。

この問題に限らず、並列回路の電流をスムーズに導くことが電験3種では必須のスキルとなります。
2つの抵抗\(R_A\)、\(R_B\)を並列につないだ場合の各素子に流れる電流は\(I_A : I_B=R_B:R_A\)と表せます。
この式だけでは電流の値は求められませんが、各素子の電流の比率がわかるだけでも、問題を解くきっかけをつかめるが多いです。

簡単にできる作業なので、”並列抵抗に流れる電流は抵抗の逆比”ということをしっかり覚えておきましょう。

電力とオームの法則の関係、並列回路の電流と電圧の関係を理解を整理することができる問題です。
これらの計算に苦手意識がある場合、類似の問題を解いて慣れていきましょう。